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1月3日
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今年の年越しは「16人のピアニストによる、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏会」を聴いている最中でした。

14時間に及ぶお祭り的な演奏会で、聴く側も相当疲れましたが、私は充実した一日で楽しかったと思っています。

鈴鹿8時間耐久レースのノリですね。 お客さんは女性7、男性3くらいの比率でした。

感想の詳細については、とても紙面が足りないといいますか、うまく言葉をまとめられないですが、日本の一流どころの

様々な演奏を比較できたり、知らないアーティストとの出会いの機会としても、面白い企画だったと思います。

ただ、32曲を2曲ずつ16人に振り分けたのですが、正直ベートーヴェンのピアノソナタの作品の質にはバラツキがあり、

有名な4大ソナタや後期ソナタなどは、やはり演奏の見栄えがしやすいのに対し、初期のソナタを魅力的に演奏するのは

かえって困難であり、あのイベントでピアニスト同士を比較して優劣を決めつけるのはフェアじゃないと思いました。

コンクールじゃないですからね・・・。

もし今年の大晦日に2回目をやるとしても、再度行くかと問われれば、参加されるピアニストのメンバーと配曲次第でしょうか・・・。

あと欠員が出た時は、そこは中止でいいんじゃないでしょうか。

急きょ代役を任されても、ベートーヴェンのピアノソナタは準備不足で演奏できるほど簡単ではない、と思いましたね。